Fish-isj.jp

Title

日本魚類学会

Description

 日本魚類学会は魚類の研究を進め、魚類に関する知識を社会に広めるために活動しています。学会の最も重要な活動は研究成果を発表するために学会誌を出版することと研究集会を開催することです。学会誌は2つ出版されています。英文のIchthyological Researchは年に4回発行され、海外でも広く読まれています。和文の魚類学雑誌は年に2回発行され、論文はもちろんのこと、魚類や学会の活動に関する様々な情報を発信しています。2つの学会誌に投稿された論文は、編集委員会を中心とする厳正な査読を経て出版され、世界の魚類学界の中で高い評価を受けています。また、秋(9月下旬から10月上旬)には研究集会を開催し、毎年、数百人の会員が集まって研究発表を行っています。さらに公開シンポジウムを毎年開催して、魚類に関する様々な話題を提供しています。

 このように私たちは魚類の研究を活発に行っていますが、それにもかかわらず魚類にはまだまだ分からないことがあります。たとえば、日本から約3900種の魚類が知られていますが、毎年、新顔(新種や日本初記録)の魚が20種くらい日本から報告されています。この数は過去10年あまり変わっていません。つまり、日本近海にはまだまだ未知の魚がいるのです。また、日本の魚の中で産卵場所が分かっている種類は一部に過ぎません。多くの魚たちがどこで産卵し、どこで大きくなっているかを私たちは知らないのです。魚たちの世界は謎だらけと言ってもよいでしょう。

 日本魚類学会は研究活動に重点をおいていますが、魚類に関する様々な活動を推進するために委員会を組織しました。魚類の保護を中心とした活動を進める自然保護委員会、魚類の和名をめぐる問題に取り組む標準和名検討委員会、ホームページの作成や情報発信を進める電子情報委員会、学会の歴史や先達の活動を調査する日本魚類学会史委員会、そして魚類学の進歩に貢献した会員を選考するための学会賞選考委員会が活発に活動しています。このような私たちの活動を通じて、一人でも多くの人に魚たちの素晴らしい世界を知ってもらいたいと思っています。このホームページを通じて魚類に興味をもたれた方が魚類学会に加わり、私たちと一緒に魚たちの世界を探求して下さることを願っています。

Languages

日本語 (Japanese)

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